アルミの5軸加工とは、アルミの加工対象に5軸で加工を行うことです。3次元はX軸、Y軸、Z軸であらわされ、この3軸を動かすことで、加工する位置、角度、距離を決めていきます。一番シンプルな加工は、1軸のみを動かす加工方法で、フライス盤、旋盤、ボール盤などがあたり、これらは「汎用機」と呼ばれます。
その後、NC加工機が登場し、数値制御によって3軸を動かす加工が可能となり、斜面や円状の加工が出来るようになりました。
さらにX軸、Y軸、Z軸に加えて、2つの回転方向の動きを加えた加工を5軸加工と言います。この2つの回転方向の動きにより、工具・ワークを傾ける・回転させることで、「突き出しが短くなった工具でも加工」、「一回の段取りで5面を加」、「複雑形状の加工」を行うことができ、コスト低減、LT短縮、技術力向上のメリットがあります。特にアルミ素材は加工性が良く、たくさんのアルミの5軸加工品のご注文をいただいております。急ぎの案件の際はご相談頂ければ、状況に応じて特急対応もお受けいたします。