治具の製作においては、樹脂を積極採用し、作業性を上げる。

Value Engineering

治具の製作においては、樹脂を積極採用し、作業性を上げる。

当たり前のことですが、治具というのは何かしら生産をするワークを把持するために使用する製品です。つまり、治具本体の傷などはユーザーの皆さまは気にされませんが、部品に傷をつけるような治具というのはもちろん、好まれません。そのため治具の作業性を考慮する場合においては、いかにワークに傷をつけない治具を製造するかという点がポイントです。

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治具の製造においては、ワークと接触する部分を樹脂に置き換えることを推奨しています。例えば、MCナイロンやベークライトなどは当社でも非常に取り扱いが多く、ワークに傷をつけにくいという点もありますが、加工性に優れていることからいろいろな形状を実現することができるので、設計の自由度も与えることができます。

治具の製造においては、ワークと接触する把持機構・固定機構というのは、充分に考慮し、設計をしなければなりません。特に、ワークと接触する部分に硬い材料を採用すると傷の原因となり、柔らかいものを使うと製品の加工における繰り返し精度の保証が難しくなります。そのため機能として何が必要かを明確にし、部品設計を行うことが作業性を向上させる上でのポイントと言えるのです。

試作開発治具設計・製作.COMによる「製作実績」の分類一覧

試作開発治具設計・製作.COMによる技術提案事例一覧

試作開発治具設計・製作.COMの技術提案事例を3つに分類しています。「コストダウン提案」「品質向上提案 」「 配線・配管・組立における作業性向上のポイント 」からそれぞれの具体的なVE技術提案事例をご確認できます。